ABOUT

神戸は灘五郷の御影において、寒仕込みで、ごく少量を生産する手造りの酒蔵です。酒造りの名水「宮水」特有の強い酒質を持ち、瓶詰め後も熟成して味がのってくる「灘酒」の正統な系譜。日本酒という醸造酒が持つ「お酒のうま味」が存分に感じられる酒造りを目指しています。

しっかりとした味わいやふくらみがありながらも、キレがよく口にべたりと残らない。結果として〝絶品の食中酒〟と愛していただいてきた日本酒を、守り、進化させ続けています。


歴史

宝暦元年(1751年)の創業以来、兵庫県は灘の地、御影郷にて日本酒を造り続けてまいりました。

酒造りの名水「宮水」と、兵庫県が誇る「山田錦」を筆頭とした酒造好適米、それを精米する六甲山麓の水車群や六甲の気候風土、丹波杜氏の腕と技が結集した<灘五郷>で醸された日本酒は、味も品質もよく「下り酒」として江戸へ運ばれ評判を博しておりました。

その中でも当蔵は、大正12年の関東大震災までの永きに渡り、水戸藩御用蔵として代々御用酒を納めつづけていました。11代藩主の徳川昭武が当家を尋ねられた際には、庭に咲く1本の梅の樹に目をとめられ、同藩への納入品に限り「梅之樹」と命名され、廃藩置県まで小石川の藩邸へ納めていたという記録があります。

※上記は安福家に残る、徳川家からの書簡の一部。


会社沿革

江戸時代 

1751年(宝暦元年)、安福又四郎商店創業。

初代 柴屋又四郎(後の安福)が灘目の地(現在の御影郷)を切り開き、酒造業を開始。


明治初期

清酒「梅乃樹」の誕生。

御用酒であった水戸藩徳川家が蔵を訪れた際、徳川昭武公より梅の古木をお褒めいただき「梅乃樹」の銘柄をいただく。


大正初期

清酒「大黒正宗」の誕生。

妙心寺貫主 山田無文師より、仏法僧の三宝を愛し、飲食を豊かにする仏である「大黒天」にあやかり「大黒正宗」という銘柄をいただく。(商標登録は1912年)


昭和最盛期

量産時代。

世の中のニーズに合わせた機械造りを導入し、2万石を製造する準大手メーカーに成長する。
1945年、株式会社安福又四郎商店 設立。


平成中期

手造り少量生産への切り替え。

1995年の阪神・淡路大震災での木造蔵全4棟の倒壊を機に、これまでの機械による量産体制を見直し。全量を手造り少量生産で、良質な吟醸酒以上のみの酒造りに転換する。


平成後期

2013年、御影郷・白鶴酒造の二号蔵内での醸造を開始。

震災で唯一残った鉄筋蔵の設備老朽化による存続危機に、灘の同じ御影郷である白鶴酒造から蔵の共同使用を提案いただく。醸造蔵や設備を共同で使用する一方、原料の酒米の仕入れ・酒造りはそれぞれの方法で独立して行う。

(現在、震災の翌年から大黒正宗を造り続けている2名の蔵人が、白鶴酒造蔵内で大黒正宗の酒造りを継続中)



会社概要

会社名: 株式会社 安福又四郎商店

代表者: 安福 晴久

所在地: 〒658-0044 兵庫県神戸市東灘区御影塚町1-5-23

tel 078-851-0151 / fax 078-851-0156

事業内容: 清酒製造業 代表銘柄「大黒正宗」

創業年: 1751年

設立年: 1945年

資本金: 1,000万円

醸造責任者: 井上 健一郎